学生団体GEILは「政策立案を通して学生と政治をつなぐという」理念のもと1999年に設立され、以後18年間にわたって「学生のための政策立案コンテスト」をはじめとする政策立案イベントを開催してきました。任期は1年半の交代制であり、現在は16代目のGEIL2016が活動しています。
GEIL2016は東大早慶をはじめとする関東圏の学生45人で構成され、ケース局、運営局、渉外局、広報局の4つの局に分かれて活動しています。
今日、日本社会は様々な問題を抱えており、若者が将来の社会について確固たる意見をもって政治に参画することが求められています。
しかし、若者の政治への意識の低さや社会問題への関心の薄さ、主体性の欠如、社会的風潮に安易に同調する傾向などが指摘されているのが現状です。
現在、選挙権年齢の引き下げなど、若者の政治参画のあり方が社会全体からより注目されています。若者一人ひとりがきちんと日本社会の将来を幅広い視点から考え様々な形で創り出すことが求められているのです。
政策は、社会問題に対する解決策であるとともに、この先の日本を形作るものです。だからこそ、これからの社会を担っていく学生が、政策を理解し、そして社会的なしがらみにとらわれず将来をデザインする政策立案プロセスが必要であるとGEILは考えます。
政策を学生が集って考える環境が少ないので、GEILは政策立案を提供しています。
各政策立案イベントでは初対面チーム制、コンテスト形式、有識者・官僚によるコンサル等を取り入れることで、価値観の異なる他者と一つの課題を解決させる困難さを体験していただきながら、政策というものに直に触れていただきます。
より多くの学生がGEILのイベントを通して政策立案を体感することで、様々な利害関係を意識し公共の視点から社会、政治に向きあえるようになることを目指します。
そして、その経験や知識をもとに、社会の担い手として将来の日本を主体的に創り出していく社会を目指します。
GEILが「政策立案を通して学生と政治をつなぐという」理念を実現させる手段として開催している政策立案コンテストです。
現在の社会では教育制度や税と社会保障、地方創生など将来の日本の形を定めるような問題が政治の場で議論されています。そして、そのような問題に対して撃たれる政策というのは我々学生が社会の主役となる20年後、30年後の日本を大きく規定するものになりえると考えられます。ゆえに本来学生には、そのような問題に対して政策を理解することを通じて建設的な意見を持ち、そしてその意見を政治、社会に発信していくという機会が与えられるべきです。しかしながら政治と学生を取り巻く現状をみるに、政治・政策と学生の間には大きな乖離が生じているように感じられます。
このような現状を少しでも改善するため、また学生に政策立案の手法に触れてもらうためにGEILは「学生のための政策立案コンテスト」を開催しています。それぞれの代がケーステーマを設定し、そのケーステーマに沿った政策立案コンテストを開催しています。
→各代のケーステーマはこちら
政策立案コンテストは1日完結型のものから7泊8日の合宿形式のものまで多岐にわたります。ケーステーマに沿って、配布されたケースブックや参加者が持つ知識を練り合わせて一つの政策を作り上げていきます。
具体的にどのようなコンテストをGEILが開催してきたかに関してはこちら
→GEIL2016の政策立案コンテスト
→GEIL2015の政策立案コンテスト
→GEIL2014以前の政策立案コンテスト